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艪は梭 のように波を切り破って激しく働いた。
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:55% 作品を確認(青空文庫)
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船を漕ぐ(パドル・オール・櫓)
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前後の文章を含んだ引用
......ぎ始めた。涙があとからあとからと君の頬 を伝って流れた。 唖 のように今まで黙っていたほかの漁夫たちの口からも、やにわに勇ましいかけ声があふれ出て、君の声に応じた。艪は梭 のように波を切り破って激しく働いた。 岸の人たちが呼びおこす声が君たちの耳にもはいるまでになった。と思うと君はだんだん夢の中に引き込まれるようなぼんやりした感じに襲われて来た。 君はもう一度君......
単語の意味
杼・梭(ひ・さ)
杼・梭・・・布を織る機械の付属品のひとつ。横糸を通すのに使う道具。シャトル。「杼」「梭」のどちらとも「ひ」又は「さ」と読める。
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ややともすると、舳 を岸に向けようとする船の中からは、長い竿 が水の中に幾本も突き込まれる。船はやむを得ずまた立ち直って沖を目ざす。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
老人は緩慢な動作で 櫓 を操り、舟を近づける。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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