畜生より、無残なやつ
芥川龍之介 / 偸盗 ページ位置:22% 作品を確認(青空文庫)
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残酷・非道
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前後の文章を含んだ引用
......れとちがう。 おれは、それを感づいた時に、なんとも言えず、不快だった。そういう事をする親子なら、殺して飽きたらない。それを黙って見る実の母の、猪熊 のばばもまた、畜生より、無残なやつだ。こう思ったおれは、あの酔いどれのおやじの顔を見るたびに、何度太刀 へ手をかけたか、わからない。が、沙金はそのたびに、おれの前で、ことさら、手ひどく養父をばかに......
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残酷・非道の表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(残忍さは)わたくしの魂の底にひっそりと棲みつづけていた。沼に沈んだ兇器のように鈍く光りながら
大原 富枝 / 婉という女 (1961年) amazon
(男の顔には)一人の人間をたった今、殺してきた 痕跡 はどこにもなかった。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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息を吹きかけると飛び散ってしまう微細なものを観察するかのように、慎重に相手の目をのぞきこむ
宮部 みゆき / とり残されて amazon
「あなたは食いしん坊だから、料理の随筆を書いてみたらどうか」
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
「あの堅物さはどこから来るんだ? 曲がった壜の蓋よりも固い」
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
女の指は犬の尻尾のように正直なものだ。
阿刀田 高 / 来訪者「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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