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(薄暗いバー)場所はいつものアルバイト先なのに、少し不安な暗さが漂っていた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:9% 作品を確認(amazon)
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不安になる
室内の闇・部屋が暗い
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前後の文章を含んだ引用
......ね。」「真由がいたからじゃない?」「今はいないよ。」「そうよね。」 その時私は突然、遠くへ行き、もう戻らぬ人のための送別会をしているような暗い気分になってきた。場所はいつものアルバイト先なのに、少し不安な暗さが漂っていた。切なくなったり悲しくなるのはこわかった。助けを求めようかとカウンターの中を見たが、マスターとバイトはさっきから何かを真剣に話し込んでいて、とても明るい冗談で話に......
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不安になるの表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
胸の奥の不安の 在処 を 鷲 摑 みにされたかのような感じがした。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
それを思い出して、それはどちらかというと小気味のよいふるまいであるはずなのに、女のまわりに浮かんでいる何かと何かが小さく衝突した加減によって、くじかれて、なぜかとんでもない不安のなかに放り出されたような気持ちにもなって、立ちつくしてしまうというようなことがある。ときどき。しかしそれはいつも、ほんの少しのことなのでそれがしゅっと渦を巻いて消えてしまうまで、だいじょうぶ、だいじょうぶ。目をつむったりひらいたりして息を整えたりして色々なものを逃がしてやる。
川上 未映子 / あなたたちの恋愛は瀕死「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
体の内部にも何ものかが、手をさし入れて、内から、かすかに彼の肉を引きかいているような痛みを交えた不安が、彼の背骨を沿うて下から上ってくる。
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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室内の闇・部屋が暗いの表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
四囲は水族館の水槽の底のように暗く沈んでいった
林 芙美子 / 女性神髄 (1949年) amazon
消灯された客室の夜とも昼ともつかない暗がり
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
電灯の紐を引張った。小さな青い光が、部屋を沈め
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
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「不安」の言葉を含む恐怖の表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
生理的な不安な気持ちに襲われ胃嚢 を圧 えながら
岡本かの子 / 巴里祭
気にするほどのこともないと思い込もうとすればするほど、不安の塊は膨張していった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
(スケジュール)手帳の白さには、不安な眩しさを感じるほどだった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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「不安な」 + 「動詞」の表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
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「恐怖・不安」カテゴリからランダム5
あやめの切り花のように、花を養う水が根から上がって来ないので、水分が不足したような顔つき
石川 達三 / 独りきりの世界 amazon
(不吉な響き)リトル・ピープルという言葉には不吉な響きが含まれていた。青豆の耳はその微かな響きを、遠くの雷鳴を聞くときのように感知することができた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
立ち昇る夜の噴火の柱と等しい恐怖
横光利一 / 日輪
「光と影」カテゴリからランダム5
光が樹木に遮られて壁に作る黒ずんだ意匠
丸谷才一 / 樹影譚 amazon
影が病んでいるように不気味に黒く揺れる
原田 康子 / 挽歌 amazon
宮本百合子 / 伸子
「室内のようす」カテゴリからランダム5
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