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彼女は確かにとんちんかんな人だったが、いつも自分で決めた。自分で決める力が必要以上強い人だった。服も、髪型も、友達も、会社も、自分の好きなことや嫌いなことも。どんなささいなことでも。 それが積み重なって、後に真の「自信」というフィールドをかたちづくるような気がしてならない。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:37% 作品を確認(amazon)
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自信がある・自信を深める
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前後の文章を含んだ引用
......たくそのムードに染まらずに帰ってきたことに、胸打たれた。私は、その手の学習をして楽になった人も、悪化した人も知っている。でも何にもなかったのは彼女だけだった。 彼女は確かにとんちんかんな人だったが、いつも自分で決めた。自分で決める力が必要以上強い人だった。服も、髪型も、友達も、会社も、自分の好きなことや嫌いなことも。どんなささいなことでも。 それが積み重なって、後に真の「自信」というフィールドをかたちづくるような気がしてならない。 その人がその人であることは、壊れて行く自由も含めてこんなにも美しい、人に決めてもらえることなんて何一つ本当じゃないんだな、としみじみ光るように生きる彼女を見て......
単語の意味
髪型・髪形(かみがた)
髪型・髪形・・・髪のかたち。切ったり結ったりして、整えられた髪の格好。ヘアスタイル。
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(確信)洋子はこの時、三年前に放たれ、なぜか行方知れずとなっていた真実の矢に、唐突に 射貫かれたかのように、確信を以て、早苗に問い質した。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
まるでオルゴールの旋律のように無機的に、最近いつもそばにあるそれがひとつの美しい確信として鳴り始めた。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
頭の中に、きっちりとした回路ができあがり、ランプのように、理路整然とした言葉が次々と点滅してくる
林真理子 / 言わなきゃいいのに… amazon
頭の中を整理するように眼を閉じてその話に聞き入っていた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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