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砂は眩 いくらい白く
岡本かの子 / 河明り ページ位置:76% 作品を確認(青空文庫)
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まぶしい・まぶしさ
白色(白い)
海岸・砂浜・波打ち際
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前後の文章を含んだ引用
......そういって、海の浅瀬に差し出してある清涼亭という草葺 き屋根の日本人経営の料亭へ、私たちを連れて行き、すぐ上衣を脱いだ。 「まあいい所ね」 私も娘も悦 んだ。この辺の砂は眩 いくらい白く、椰子 の密林の列端は裾 を端折 ったように海の中に入っている。 亭の前の崖下 は生洲 になっていて、竹笠 を冠 った邦人の客が五六人釣をしている。 汐時のすこし湿っぽい畳の......
単語の意味
砂(すな)
砂・・・岩石が細かくなったもの。岩が徹底的に砕かれたもので有機物が含まれていない。そのため、土(有機物が含まれる)と違って、植物は育ちにくい。砂場や砂漠に雑草が生えにくいのもこのため。
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いつまでも見ていたい、きれいな白
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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海岸・砂浜・波打ち際の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
夏草の茂った中洲
梶井基次郎 / ある心の風景
波が引くときに、無数の小石が運ばれていくざらざらという音だけが物憂げに響いていた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
水に浸されて銀のように光っている岸の草
長塚 節 / 土 amazon
波の音や砂や、はるかな海や、中空にすっと光る雲。自分さえ白く光って空気に溶けていきそうに思えるこういう浜辺
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
砂浜の汚い藻 の上をふんで歩いている
林芙美子 / 新版 放浪記
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その建物は裏側から月光を受け、暗い複雑な影を折りたたむ
三島由紀夫 / 金閣寺 amazon
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ひどく味気ないカーキ色
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
密室をかこむ深紅のかあてんが血の色のように思えた。
川端 康成 / 眠れる美女 amazon
「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム5
たったいま地上に誕生したかのようにみずみずしくきらびやかに躍動する海
宮尾 登美子 / 楊梅(やまもも)の熟れる頃 amazon
岸という限界さえ崩れてしまった水溜りのような古池
永井 荷風 / すみだ川 amazon
耳元で、しきりに風が鳴っている。冷たくはないが、たっぷりと潮を含んでいるため、頬へ手をやると粘つく感触が指先に残る
原田宗典 / すれちがうだけ「しょうがない人」に収録 amazon
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