鼻は体に比べて大きく、息をするたびに鼻腔が翼のように左右に広がった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:83% 作品を確認(amazon)
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鼻の状態
呼吸する
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前後の文章を含んだ引用
......氷を持ってきた。 我々はそれぞれのオン・ザ・ロックを作り、乾杯もせずに飲んだ。羊男はグラスをあけてしまうまで、一人で何かをぶつぶつとつぶやきつづけていた。羊男の鼻は体に比べて大きく、息をするたびに鼻腔が翼のように左右に広がった。マスクの穴からのぞく二つの目は落ちつかな気に僕のまわりの空間をきょろきょろとさまよっていた。 グラスを空けてしまうと羊男は少し落ちついたようだった。彼は煙草を消......
単語の意味
鼻腔(びこう・びくう)
体(からだ)
鼻腔・・・鼻の穴の中。鼻の奥の喉に近い部分。鼻で呼吸したときの、空気の通り道。「腔」は、「体内で空になっている所」をあらわす字。
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
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