芋の粉で蒸しあげた手製のパン
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:11% 作品を確認(amazon)
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パン
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前後の文章を含んだ引用
......き、海軍にいたころ、六十キロあった私の体重は四十二キロに減じてしまった。 そのころの私は役所づとめをしていたのだが、昼飯は、申すまでもなく弁当だった。 はじめは芋の粉で蒸しあげた手製のパンのようなものから、三年もたつと、どうにか弁当箱へ米飯を詰められるようになったが、依然、弁当なしでは外で一日をすごすことはできなかった。 それが、弁当なしで出勤す......
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パンの味、おいしさを伝える表現・描写(パン・お餅のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ゾリゾリと聞こえるのはカリカリに焼いたパンの表面をバターナイフの先が直にこすった時の音。バターの塊が熱で急に他愛もなく溶けていき、パンの小さな凹みという凹みに染み込んでいく。濃厚なバターの味、パンに染み込んで一体となったパンとバターの味、そしてその下の、少し湿り気をおびたパンの味、最終的に口の中はバターの脂にまみれる。
東海林さだお / 鯛ヤキの丸かじり amazon
配給された小石のような固パン
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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紙ねんどのような味のするロールパン
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
香り高い紅茶にサンドイッチのランチなど私は大好きだったが、イギリス人にとって、サンドイッチは、ランチというよりティーのお相手の感が強い。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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