(夜更けの)月光のような霜
梶井基次郎 / 冬の日 ページ位置:64% 作品を確認(青空文庫)
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月の光・月明かり
霜(しも)
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前後の文章を含んだ引用
......埋める壁土にしか過ぎなかった。壁にかかった星座早見表は午前三時が十月二十何日に目盛をあわせたまま埃 をかぶっていた。夜更けて彼が便所へ通うと、小窓の外の屋根瓦には月光のような霜が置いている。それを見るときにだけ彼の心はほーっと明るむのだった。 固い寝床はそれを離れると午後にはじまる一日が待っていた。傾いた冬の日が窓のそとのまのあたりを......
単語の意味
月光(げっこう)
月光・・・月の光。
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霜で鉛色に光った一本路
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
凝固するような霜の夜が蒼ざめてくる
本庄 陸男 / 石狩川 amazon
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ひらいた相 が上品でも、音響が何里四方をゆるがしても、また人工の星が宇宙の星を連れて地へ下がって来ても
吉川英治 / 銀河まつり
月が金色の油をといたように光る
林 芙美子 / 林芙美子文庫〈〔第9〕〉松葉牡丹 amazon
雲が投網を投げたように散っている
伊集院 静 / 三年坂 amazon
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降りしきる雪と、荒れ狂う水と、海面をこすって飛ぶ雲とで表わされる自然の憤怒
有島武郎 / 生まれいずる悩み
車は、あたらしい雪の降り積む道を、滑り止めの鎖をぱりぱり鳴らしながら走った
三浦哲郎 / 忍ぶ川 amazon
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