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出て来た娘を私はあまりの美しさにまじまじと見詰めてしまった。
岡本かの子 / 河明り ページ位置:3% 作品を確認(青空文庫)
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よく見る・じっくり見る・凝視
美人・美しい女
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前後の文章を含んだ引用
......、理由を話して訊 ねて見た。するとその店員は家の中へ向って伸び上り、「お嬢さーん」と大きな声で呼んだ。 九曜星の紋のある中仕切りの暖簾 を分けて、袂 を口角に当てて、出て来た娘を私はあまりの美しさにまじまじと見詰めてしまった。頬 の豊かな面長の顔で、それに相応 しい目鼻立ちは捌 けてついているが、いずれもしたたかに露を帯びていた。身丈も格幅 のよい長身だが滞なく撓 った。一たい女が美しい女を眼......
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よく見る・じっくり見る・凝視の表現・描写・類語(見るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
眼が植わったように直視していた。
和田伝 / 沃土「和田伝全集 第2巻」に収録 amazon
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床の間の置物のような美人
森 鴎外 / じいさんばあさん amazon
水を更えた後の藻 の色のように彼女の美はますます澄明 と絢爛を加えた。
岡本かの子 / 金魚撩乱
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「見る」カテゴリからランダム5
ティエンの視線はサユリの体じゅうの輪郭をなぞった。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
盲目で、両目は白く濁っていた
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
愛子はこのとき、目を逸らしたかった。だけど、大地の両目につかまえられてしまった今、もう、視線を動かすことはできなかった。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
「男性・女性」カテゴリからランダム5
涼しくて刺すような娘の美しさ
川端 康成 / 雪国 amazon
地球が太陽のまわりを廻っているように恋人のまわりを廻っている
武者小路 実篤 / お目出たき人 amazon
(四十代の美女)目と唇の大きな、若い頃は鋭さを感じさせたかもしれない顔の造作を、中年期のおだやかな肉のつきようが、柔らげているという気がした。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
非現実的な美女
岡本かの子 / 金魚撩乱
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