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橋の中央両端に位置する主塔から本体全体へと等間隔で張られているケーブルは、遠くからだと線のようにしか見えないものの、日光の下、間近で見るとその一本一本は直径十数センチの頑丈な鉄柱であることがよくわかる。
羽田 圭介 / 一丁目一番地「ミート・ザ・ビート (文春文庫)」に収録 ページ位置:30% 作品を確認(amazon)
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つり橋・歩道橋
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前後の文章を含んだ引用
......横移動に限られていた。そして職場を替えたり引っ越しでもしない限り、東京における自分の行動範囲がこの先南北に広がることもないのだろうと、マサルはなんとなく思う。 橋の中央両端に位置する主塔から本体全体へと等間隔で張られているケーブルは、遠くからだと線のようにしか見えないものの、日光の下、間近で見るとその一本一本は直径十数センチの頑丈な鉄柱であることがよくわかる。市民の安全は、こうして守られているのだった。マサルは川の対岸へと、無理のないペースで進んだ。風景に変化があるからか不思議と、いつも走る時より苦しさを感じなかった......
単語の意味
日光(にっこう)
主塔(しゅとう)
日光・・・日の光。大陽光線。
主塔・・・吊り橋などで、橋の全長の半分や四分の一といった等間隔で建てられた塔。この塔から斜めにケーブルを張って橋げたや橋全体を支えている。
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線路をまたぎ越えるための頗る実利的な階段に過ぎない
太宰治 / 人間失格
橋のどこかが軋んでいるのが、なにか小鳥の鳴き声のようにきこえていた
三浦哲郎 / 愛しい女 amazon
(人力車で)轍 に踏まれて躍る橋板の上を曳かれて行く
岡本かの子 / 東海道五十三次
鉄橋は車体と同じ色に塗られた、積み木のように心もとない代物だった
小川 洋子 / 盲腸線の秘密「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
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花火のような色さまざまなイルミネーション
永井荷風 / ふらんす物語 amazon
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