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脳裏に浮かんだ女性の顔が印画紙に焼き付いたように消えない
七尾 与史 / 死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) 作品を確認(amazon)
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忘れられない・心に強く残る
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単語の意味
脳裏・脳裡(のうり)
脳裏・脳裡・・・頭の中。心の中。 「裏・裡(うら)」は、「内部」「内側」を意味する。
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忘れられない・心に強く残るの表現・描写・類語(記憶のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(忘れられない元恋人)黒崎の記憶だけがなぜいつまでもこんなに生々しいのか? 過ぎ去らない。過去にならない。移植されて自分自身のものになった誰かの心臓みたいにどくどく脈打っている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
頭の中に、くっきりと残っている。
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
帰国後も、蒔野の心の中では、洋子が自らの決断を伝えたあの夜の記憶が、絶えず音もなく鳴り響いていた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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「記憶」カテゴリからランダム5
紙が水に浸みこむように、外からの知識がごく自然に頭の中に浸みこむ
永井 路子 / うたかたの amazon
記憶はエネルギーだから、発散されなければ世にもさみしいかたちで体内に残留する。
吉本 ばなな / キムチの夢「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
あれはいつのことだっけ、と青豆(人名)は思った。しかし時間は記憶の中でからまりあい、もつれた糸のようになっている。まっすぐな軸が失われ、前後左右が乱れている。抽斗の位置が入れ替わっている。思い出せるはずのことがなぜか思い出せない。今は一九八四年四月だ。私が生まれたのは、そう一九五四年だ。そこまでは思い出せる。しかしそのような刻印された時間は、彼女の意識の中で急速にその実体を失っていく。年号をプリントされた白いカードが、強風の中で四方八方にばらばら散っていく光景が目に浮かぶ。彼女は走っていって、それを一枚でも多く拾い集めようとする。しかし風が強すぎる。失われていくカードの数も多すぎる。1954, 1984, 1645, 1881, 2006, 771, 2041……そんな年号が次々に吹き飛ばされていく。系統が失われ、知識が消滅し、思考の階段が足元で崩れ落ちていく。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
震えて発せられたその言葉は、風に乗って入ってしまった羽虫のように、いつまでも嫌な感覚とともに耳の中に残った。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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