焼きたてのご飯の上にほんのちょっと醤油をつけた海苔を乗せる。ほのかな磯の香り、香ばしい味わい、日本人のＤＮＡが反応している。ああ、うまい・・・

ワンランク上の海苔は、パリパリした食感と口どけのよさが違う

酢の物の緑はまぶしいほどで、さっと焼いて食べれば、味もしっかりあって、とても爽やかな潮の香りがする

もし貝殻に耳を当てると海の響きがするのならば、能登の岩海苔を食べるとそこに海があり、それが荒海であっても岩には日が差していることだろう

黒々と光った厚い焼き海苔が醤油を吸ったときの味わいはたまらない

昆布のたんぱく質は野菜より多く、とくに必須アミノ酸が多い

藻類には独特の粘りと食感がある。粘りは表面がぬるぬるした食感のものと藻類の中に含まれていて、似たときに溶け出してくるものがある。これらは主としてアルギン酸による。

なめらかな歯ごたえと涼味のそそる舌触り

関西風の割烹屋で一番旨かったのは青々とした新わかめだった

とろろ昆布は明らかにスキマ食品である。とろろ昆布がなくても、誰もいっこうに日常生活に困らない。