長い長い年月をかけて木を育てる林業は、どんな風雪が襲ってきても悠然とかまえていられる性格じゃないと、とても勤まらない
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 ページ位置:92% 作品を確認(amazon)
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林業
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前後の文章を含んだ引用
......言った。 このつれなさが、たまらないんだよなあ。そんなふうに思ってしまう俺は、もしかしてマゾなんだろうか。 いやいや、そうじゃない。粘り強さが身についたんだ。 長い長い年月をかけて木を育てる林業は、どんな風雪が襲ってきても悠然とかまえていられる性格じゃないと、とても勤まらないのである。 俺は晴れ晴れした気持ちで、夜空を見上げた。 あれほど祭りの熱気に燃え立った神去山は、早くもふだんの静けさを取り戻し、稜線に星をちりばめながら、村と村......
単語の意味
悠然(ゆうぜん)
風雪(ふうせつ)
悠然・・・ゆったりと落ち着いているさま。物事に動じないさま。「然」は他の語の後ろに付いて、状態をあらわす字。悠々。
風雪・・・1.風と雪。または、強い風を伴って降る雪。吹雪。
2.1が転じて、(長きにわたる)世の中のさまざまな苦労や試練。「風雪に耐えて生きる」
2.1が転じて、(長きにわたる)世の中のさまざまな苦労や試練。「風雪に耐えて生きる」
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長い長い年月をかけて木を育てる林業は、どんな風雪が襲ってきても悠然とかまえていられる性格じゃないと、とても勤まらない
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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(機関士)汽車は、ずっと警笛を鳴らし続けていた。 ポッポヤはどんなときだって涙のかわりに笛を吹き、げんこのかわりに旗を振り、大声でわめくかわりに、喚呼の裏声を絞らなければならないのだった。
浅田次郎 / 鉄道員(ぽっぽや)「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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