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月が、日本橋通りの高層建築の上へかかる時分
岡本かの子 / 渾沌未分 ページ位置:53% 作品を確認(青空文庫)
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夜
月
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前後の文章を含んだ引用
......取って、サッパーにしては重苦しい、豪華 な肉食をこの娘はうんうん摂 る。貝原は不思議がりもせず、小初をこういう性質もある娘だと鵜呑 みにして、どっちにも連れて行く。 月が、日本橋通りの高層建築の上へかかる時分、貝原は今夜は珍 らしく新川河岸 の堀に臨む料理屋へ小初を連れ込んだ。 「待合 ?」 小初は堅気 な料理屋と知っていて、わざと呆 けて貝原に訊 いた。貝原は何の衝動 も見せず 「......
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夜の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
闇に浮かぶこの小さな部屋
吉本 ばなな / キッチン「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
雨催いで風の冷ややかな宵
山本 周五郎 / 髪かざり amazon
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月の表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
月が、黒い布のような雲に巻きこまれる
梅本 育子 / 桃色月夜 amazon
空に洗ったような月がのぼる良夜
藤沢 周平 / 三屋清左衛門残日録 amazon
月が、うらうらと靡(なび)いた霧の中に、まるで爪の痕かと思うほど、かすかに白く浮んでいる
芥川 龍之介 / 蜘蛛の糸・杜子春 amazon
酸漿(ほおずき)のように赤ばんだ月
稲垣 足穂 / 弥勒 amazon
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「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
夕陽に煙った幻のようなエッフェル塔
岡本かの子 / 母子叙情
ふたりが黙っていた数分のあいだに、太陽はすっかり沈んでいった。最後のオレンジの光が雲に消えるまでじっと見ていた。 そして反対側からは満月が椰子の木の間からすうっと昇ってきていた。
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
薄紫色の陰に沈んだ瓦屋根
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「空・中空」カテゴリからランダム5
この玉から彼が苦心の赤光 が放てなかったら
吉川英治 / 銀河まつり
(太陽が)風景に愛情を与え、冬の蠅を活気づけ(る)
梶井基次郎 / 冬の蠅
満天にひらく名花
吉川英治 / 銀河まつり
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