ギシギシした板の間
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:49% 作品を確認(青空文庫)
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足音・靴音
廊下・通路
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前後の文章を含んだ引用
......やったんだよ。」 髪を蓬々させたお婆さんが寝転んで煙草を吸っていた。 「この間は失礼しました、今日は何だか一緒にかえりたくなってついて来ましたのよ。」 長屋だてのギシギシした板の間をふんで、お君さんの御亭主が出て来た。 「こんなところでよければ、いつまででもいらっしゃい。またそのうちいいところがありますよ。」と云ってくれる。 部屋の中には、......
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足音・靴音の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
湖水に降る雨の音のように、魂に道行く人々の足音が降り注ぐ
川端 康成 / 掌の小説 amazon
廊下の壁に反響する自分の靴音を一つ、一つ聞きながら手術室に近づいていった。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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廊下・通路の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
窓のない廊下は曖昧な明るさだった。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
さらさらと爪先をするような聴きなれた母の跫音
宮本百合子 / 伸子
樹々の葉が夕風に爽やかな音を立てて鳴る
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
浅瀬は輝きながらサラサラ鳴っていた。
梶井基次郎 / ある心の風景
「歩く・歩き方」カテゴリからランダム5
「室内のようす」カテゴリからランダム5
畳に差し込んでいる街灯が、古い畳の上で点滅する蛍光灯と混じっている。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
(病院の地下室)薄暗い裸電球が鉄管のむきだした天井にポツン、ポツンと点っている。むかしはこの地下室に病院付属の売店や喫茶室があったのだが、今はそうした部屋も 埃 だらけにうち捨てられ、空襲のあった場合の患者退避所に使われている。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
飾りけも何もない板張りの病室
有島武郎 / 或る女
ミニコンポからは、CDが飛び出したままになっていた。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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