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記憶する・覚えようとするの表現・描写・類語(記憶のカテゴリ)の一覧 ランダム5
記憶はエネルギーだから、発散されなければ世にもさみしいかたちで体内に残留する。
吉本 ばなな / キムチの夢「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
よくおぼえておこう。と思った。その感じを丸ごと。言葉でもなくて、順番でもなくて、よく見たり聞きすぎると忘れちゃうような、ぎゅっと胸にいれて、もうむやみに取り出さないようにして、鮮度を保っておこうって。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
単語も数式も地名も古語も、みんな頭の中を素通りしていく。あたしの中に何も残さない。それを力ずくでせき止めて、記憶しようとする。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
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琥珀の中に閉じこめられた遠い記憶
森 瑤子 / 傷 amazon
(カセットデッキのボタンを押したが録音されていなかったという記憶)ずっと記憶の底に沈んでいたにもかかわらず、人差し指に残るボタンの手触りも、デッキから流れる無音の気配も、浮上してくる感覚はひどく生々しかった。
小川 洋子 / 一つの歌を分け合う「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
げじげじ眉で、唇の厚いその顔は、私は何故 か見覚えがあるようであったが、考え出せなかった。
林芙美子 / 新版 放浪記
彼はお八重の顔を頭に描いた。
吉川英治 / 無宿人国記
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