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眠りに落ちる・寝つくの表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(二度寝)さめぎわの快い眠りにまた静かに落ちて行った。
有島武郎 / 或る女
足を踏み外して、真っ暗な底なしの穴に落下していくような深い眠りだった。瞼が自然にかぶさり、次の瞬間に意識が消滅した。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
駱駝 のように壁に 靠れて眠りこけました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
僕は目を閉じたまま黙って肯いた。 しばらくのあいだあたりには物音ひとつ聞こえなくなった。鳩も ねじまき鳥 もどこかへ消えてしまっていた。風もなく、車の排気音さえ聞こえなかった。そのあいだ僕はずっと電話の女のことを考えていた。 僕は本当にその女のことを知っていたのだろうか? でも僕にはその女を思いだすことができなかった。まるでキリコの絵の中の情景のように、女の影だけが路上を横切って長くのびていた。そしてその実体は僕の意識の領域をはるか遠く離れたところにあった。僕の耳もとでいつまでもベルが鳴りつづけていた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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様々な人達の物凄 い寝息と、蚊にせめられて、夜中私は眠れなかった。
林芙美子 / 新版 放浪記
のんびり鼻提灯をこさえながら電話番をする
荻野 アンナ / 背負い水 amazon
いつの間にか眠ってしまう。暖かいふとんの中で、何も思いわずらうことなく。
吉本 ばなな / キムチの夢「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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