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自分を遠くから見ている感じだった。
吉本 ばなな / 新婚さん「とかげ (新潮文庫)」に収録 ページ位置:31% 作品を確認(amazon)
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俯瞰して見る(考える)
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......じ込めている。「さっきまで汚いおやじだったくせに。」「どっちにしても怖いでしょう。」 女は言った。「奥さんはどういう人?」「小さいよ。」 べらべらしゃべっている自分を遠くから見ている感じだった。おまえはまるで懺悔をしているようだよ。「背がすごく小さくて、髪が長くて、目が細い。そのせいで怒ってても笑っているように見えるんだ。」「玄関を開けると?」 確かに......
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俯瞰して見る(考える)の表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
カメラはいくぶん上方から広い店内を広角レンズで捉えていた
村上春樹 / 双子と沈んだ大陸「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
愛子は、自分の両目が、天にあるような気がした。 ものすごく遠いところから、今の自分の姿を見下ろしている気がした。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
自分をどこかもうちょっと上の方から眺めてる構図を作ってみる。
川上 未映子 / あなたたちの恋愛は瀕死「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
こちらの自分は月のような位置からその自分を眺めている。
梶井基次郎 / 泥濘
蟻の巣の中身は、中にいる蟻より、外から眺める人間の方がよく見える
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
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「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
彼は田舎の人々が山道について熟知しているように、モーツァルトの音楽の素晴らしさを熟知していた。
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
考えごとをしようかと思ったが、考えるべきことをひとつとして思いつけなかった。《…略…》頭がまとまった何かを考えることを拒否しているらしい。頭の芯にもつれた糸のようなかたまりがある。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
落ち着いてゆっくり考えよう、そう思うそばから思考が風に吹き散らされてしまう。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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