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人生に抵抗するのはやめた。世の中には大きな流れがあって、それに逆らっても結局のところ押し流されてしまうものなんだ。
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ ページ位置:46% 作品を確認(amazon)
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冴えない、ぱっとしない人生
思い通りにならない・てこずる
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前後の文章を含んだ引用
......佐々岡は黙っている。何と声をかけるべきか悩んでいるのかもしれなかった。「俺は昔から、逃げてばかりだよ」黒澤は笑う。「それにもう、抵抗するのはやめた」「抵抗?」「人生に抵抗するのはやめた。世の中には大きな流れがあって、それに逆らっても結局のところ押し流されてしまうものなんだ。巨大な力で生かされていることを理解すれば怖いものなどない。逃げることも必要ない。俺たちは自分の意志と選択で生きていると思っていても、実際は『生かされている』んだ......
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幸せから逃げているみたいな人ですよ
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
年老いて死を迎えようとした時に一体僕に何が残っているのだろうと考えるとひどく怖い。僕を焼いた後には骨ひとつ残りはすまい。《…略…》祖母が死んだ夜、僕がまず最初にしたことは、腕を伸ばして彼女の瞼をそっと閉じてやることだった。僕が瞼を下ろすと同時に、彼女が79年間抱き続けた夢はまるで舗道に落ちた夏の通り雨のように静かに消え去り、後には何ひとつ残らなかった。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
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(物が溢れているが整理されている)散乱しているようでいて、その実、整頓されている。微妙なバランスで成り立っている部屋に見えた。軍人や負傷者で溢れ返りながらも、規律だけは守られている軍事基地のようなものだ。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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いま二十六歳で二十代とも三十代ともちがう変な場所に迷い込んでいます。生命力のかたまりは、すみっこのほこりっぽい角にぶつかり、急に止まってどちらへ動いたらいいものか、と迷ったままその場に待機し続けているのです。
綿矢 りさ / 自然に、とてもスムーズに「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
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