コロッケパンの特長は、コロッケの柔らかさがパンの柔らかさ同調しているところにある。コロッケパンの同類にハムカツサンドがあるが、ハムカツはパンと同調しない。噛んでいくと、ハムカツのところで歯の動きがいったん止まる。コロッケパンは、噛んでいくといつのまにか歯がコロッケを通過している。そして、口の中がいつのまにかパンとコロッケとソースが混じりあった味になる。混じりあった瞬間、なんだかとても楽しい気分になる。
東海林さだお / コロッケの丸かじり 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
パン
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
ここに意味を表示
パンの味、おいしさを伝える表現・描写(パン・お餅のカテゴリ)の一覧 ランダム5
こんがりきつね色に焼けてアツアツのカリカリで、だけど内部はフワフワのモコモコ。押すと、よく干して膨れ上がった布団のように押し返してくる。
東海林さだお / 鯛ヤキの丸かじり amazon
そのパンを食べたらぽそぽそしていて、いつまで噛んでも味があまりしてこない。お茶でやっと飲み込んだ。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
三日前のパンをトースターに入れた。パンは壁土のような味がした。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「パン・お餅」カテゴリからランダム5
友達の作った品のいいサンドイッチ。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
パン・お餅 の味・おいしさの表現の一覧
食べ物表現 大カテゴリ