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夢中になって言い募る十和子の耳には届かなかった。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:58% 作品を確認(amazon)
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音が消える・聞こえなくなる
集中する・夢中になる
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前後の文章を含んだ引用
......〈ああ、いいとも。話せよ。だけどついでに、わたしはあなたの伯父さんに抱かれてはじめてほんとうの女になりましたって報告するのも忘れるなよ〉 憎悪のこもった嘲笑も、夢中になって言い募る十和子の耳には届かなかった。〈話してやる、手紙を書いてもいい、黒崎さんがわたしになんて言ったか、何をしたか、その人になにもかもぶちまけてやる!〉 いきなりハンドルが切られて、車は狭い一方通......
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音が消える・聞こえなくなるの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
歌の声は、ともし火の光のように、次第に細りながら消えていった。
芥川龍之介 / 偸盗
声が物語の最後の一行のように、踊り場に吸い込まれていく
小川 洋子 / 余白の愛 amazon
非常笛が鳴り響いた。そして引きつけた赤ン坊のように途切れて、また鳴りひびいた。
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
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集中する・夢中になるの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
感情はなお確実に、時計の針のように、わき目もふらずに動いている。
三島 由紀夫 / 美徳のよろめき amazon
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「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
(あふれてくる恋人の記憶を振り払う。恋人の)無数の言葉、無数の顔が十和子のなかで隙間もなくひしめき合い、ついにはいっそ全部消えてほしいと願うほどに収拾がつかなくなっていく。自分でも驚いたことに思わず両手を上げて、実際に群がりよる羽虫を追い散らすように何度か大きく振り回してしまう。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
知識というものは、これを学ぶ者が心に同化させ、その人の品性に表れて初めて真の知識となる
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
「音の響き」カテゴリからランダム5
バンドの音楽が休憩になって、人々の話すざわめきが波音に混じって流れ始めた。
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 amazon
はるか前方の書記席でとり落とした鉛筆の音が傍聴席の隅までとどくほど、寂としている
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
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