秋の月夜の風の中で細く慄える鈴虫の声のような、やさしい声
村上知行 / 殉情の人
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柔らかい声・優しい声
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単語の意味
月夜(つきよ・つくよ)
鈴虫(すずむし)
月夜・・・月のある夜。月の明るい夜。また、月。月の光。⇔ 闇夜(やみよ)。
鈴虫・・・コオロギ科の、コオロギに似た小型の昆虫。体は平べったい卵形で体長2cmほど。触角は長くて白い。雄は、夏から秋に羽をすり合わせて「リーンリーン」と澄んだ声で鳴く。平安時代から鳴き声の鑑賞するために飼育された。
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湿った絹糸のような優しい声
獅子 文六 / てんやわんや amazon
ふしぎなほどに皮肉な響きのしない、親身とさえ感じられるような穏やかな口調
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
彼の声は穏やかな波を保ったまま、部屋の四隅に溶け出してゆく。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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日の長い短いも知らない人でなくては、話せないような、悠長な口ぶり
芥川龍之介 / 運
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