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(患者の話し方)しゃべるというのではなく、喉の奥にある乾いた空気をとりあえず言葉に出してみたといった風だった。《…略…》四音節以上の言葉はうまくしゃべれないらしかった。
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声が出ない(出にくい)・うまく話せない
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声が出ない(出にくい)・うまく話せないの表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
言葉を失った唖者 のよう
横光利一 / 日輪
普段一度も云ったこともない言葉をしゃべり出して、自分でどまついてしまった。
小林多喜二 / 蟹工船
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「言葉を交わす」カテゴリからランダム5
「今夜のことはいっさい他言無用にしていただきたいのです」と坊主頭は言った。そして少し間をとり、そのメッセージが青豆(人名)の意識に定着するのを待った。撒いた水が乾いた地面にしみこんで、そのあとが消えてしまうのを待つように。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
帰れ、と第一声で言えればよかったのだけど、相手もそうならないように、つまらない天気の話とか町の印象などを半笑いでダラダラと話し出し、こちらに怒るタイミングを作らせないようにしながら、本題へと導こうとしていた。
湊 かなえ / ポイズンドーター・ホーリーマザー「ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)」に収録 amazon
「緊張」カテゴリからランダム5
怖くて動けなかった。言い知れぬ恐ろしさで涙がにじむほどだった。体が硬直して、ぎしっとこわばった。か細い声でやっと言った。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
額から黒い脂汗がコールタールのように流れる
木山 捷平 / 苦いお茶 amazon
顔に、また険しい色をひらめかせた。
芥川龍之介 / 偸盗
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