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(ビルの)二つの建物の間に薄っぺらな夜が挟まっている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:6% 作品を確認(amazon)
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夜
ビル・建物
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前後の文章を含んだ引用
......、途中の踊り場で一度、四階の通路に出たところでもう一度、立ち止まって息を整える。 通路の鉄柵の外側には、別のマンションの窓のほとんどない壁面がすぐに迫っていて、二つの建物の間に薄っぺらな夜が挟まっている。 玄関のドアを開くと、十和子の脱いだスリッパの横に、幅広の扁平足に踏みひろげられた薄茶色のスリッパが並んでいるのが目に飛び込んでくる。それはスリッパというより陣......
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夜の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
夕暮れの青が透明な刷毛でかさね塗りされるみたいに一段また一段と濃くなり、夜の闇に変わっていった
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
山梨の夜は、東京の夜よりもしっとり暗い。
朝井 リョウ / 燃えるスカートのあの子「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
人の寝しずまる頃
吉川英治 / 増長天王
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ビル・建物の表現・描写・類語(家・建物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
見上げるばかりの無表情なコンクリートの構築物
黒井 千次 / 春の道標 amazon
大きなスタジアムが見える。巨大な要塞じみた迫力は、現実感を伴っていない。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
(壁が全部ガラスで入口のないビル)入口というものがないんだ。まるで巨大な金魚鉢みたいにね
村上春樹 / 双子と沈んだ大陸「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
今風のマンションほどではないが、 洒落 た外観の鉄筋モルタル造りの建物で、塀に《第二桜荘》という鋳鉄製のプレートが 嵌められていた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
銅(あかがね)を磨いたような朝日が、遠くの榎の大樹を染めていた。
岩田 豊雄 / 沙羅乙女「獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 (1958年)」に収録 amazon
窓の外の風景が次第に蒼ざめた空気のなかへ没してゆく
梶井基次郎 / 冬の日
裸で朝の光の中に立った。まるで充電しているみたいに。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
「家・建物」カテゴリからランダム5
夜の茅葺(かやぶ)き屋根の威嚇するような重さ
三島 由紀夫 / 潮騒 amazon
建物は五階建てだったが、それはまるで大型のマッチ箱を縦に置いたみたいにのっぺりとしていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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