TOP > 感情表現 > 気分が晴れない・落ち込む
そのことは、ほんの小さなしこりではあったが、心に小さくひっかかったまま残った。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 ページ位置:23% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
わだかまり(もやもやした嫌な気分)
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......合わせていつまでも揺れた。 私はその時彼にはまた必ず、会えると、会ってみたいと思った。でも、もし血がつながっているのならばもう会わないほうがいいようにも思えた。そのことは、ほんの小さなしこりではあったが、心に小さくひっかかったまま残った。 ある日私は、しばらく連絡のない母がカトマンズでどうしているのか気になって電話をかけてみた。 着いた時と、その後一回、明るい声で近況と家のことを心配してかかって......
ここに意味を表示
わだかまり(もやもやした嫌な気分)の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
彼女の内にわだかまっている重い、激しい、同時に懶 い心持
宮本百合子 / 伸子
このカテゴリを全部見る
「心」の言葉を含む嫌な気持ちの表現(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
訪問先きで主人の居ない部屋に知らぬ人達と長い間坐っているのは、お医者さんの待合室で顔見知りの知らない人と向きあっているのと同じようで、へんに気づまりな、足の裏がむずかゆいような心地である。
森田 たま / もめん随筆 amazon
このカテゴリを全部見る
「嫌い」カテゴリからランダム5
どうせ、なるようにしかならないのだから……というような投げやりな気持
夢野久作 / ドグラ・マグラ
「いったい何でしょうか」 その口調には、不愉快そうな心持ちが 滲んでいた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
ぽかんとした気を抜いた顔をして、鼻を詰め口を開 けて息をした。
岡本かの子 / 母子叙情
大きな地震で窓枠が歪むような(顔の)歪み方
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
夢野久作 / ドグラ・マグラ
「気分が晴れない・落ち込む」カテゴリからランダム5
眉間に薄いしわを刻んでいる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
嫌い の表現の一覧
気分が晴れない・落ち込む の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ