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(庭のデッキ・チェアで眠りから覚めると)日は西に傾いて、松の木の枝の影がくるぶしのあたりまで僕の体をすっぽりと包んでいた。時計の針は三時四十分を指している。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 ページ位置:90% 作品を確認(amazon)
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夕方
昼寝・居眠り・うたた寝
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前後の文章を含んだ引用
......だった。わきにぴたりとつきつけられたデッキ・チェアの上に娘の姿はなかった。タオルと煙草と雑誌はそのままだったが、コーラのグラスとラジオ・カセットは消えていた。 日は西に傾いて、松の木の枝の影がくるぶしのあたりまで僕の体をすっぽりと包んでいた。時計の針は三時四十分を指している。僕は空き缶を振るような感じで何度か頭を振り、椅子から立ちあがってあたりを見まわした。まわりの風景は最初に見たときとまったく同じだった。広い芝生、干あがった池、垣......
単語の意味
体(からだ)
踝(くるぶし)
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
踝・・・足首の関節のところで、内側と外側に骨が盛り上がっている部分。
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夕方の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
夕暮の気配が部屋の窓や机の上の書物に影をつけ始める
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
地上は草のあわいまでも紫の影に満ち、 陽 の熱の名残と、土と、水蒸気とから生れる、甘ずっぱい匂いがあたりに漂っていた。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon
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昼寝・居眠り・うたた寝の表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(寝落ち)彼はかなり疲れていた。然し習慣から、雑誌を持って寝床へ入った。然しそれは十分しない内に文句の意味が彼から遠のいて行った。半分眠ったようになって、それでも彼はそれへ追いすがろうとし、そして無理に意識をはっきりさすと、字は読みながら、もう意味は勝手な夢になっていた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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日の目が見えなくなる
芥川龍之介 / 羅生門
闇は静かにその濃さを増して、影の輪郭さえも覆い隠そうとしていた。電車の揺れる音、子供の叫ぶ声、タイヤが砂利を噛む音、サイレンの単調な響き、すべての音が絡み合って闇の中に沈澱している。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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寝入るときはそのままねむりの中ヘズブ沼に沈みこむようにひたすら体をゆだねていけばそれでいい
椎名 誠 / 長く素晴らしく憂鬱な一日 amazon
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