心の籠 った美しい世界
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:90% 作品を確認(青空文庫)
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美しい・きれい
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前後の文章を含んだ引用
......ぶさっている八ツ手の葉が暑っくるしい。明日は一応ひまを取って、千駄木へ帰ろうと思う。 こうしていてはどうにもならないのだ。五円の収入では田舎へ仕送りも出来ない。心の籠 った美しい世界は何処にもない。自分で自分を卑しむ事ばかりだ。己惚れと云うものが、第一に自分を不遇のなかに追いこんでいるのだ。ものを書きたい気持ちなぞ何もなるものではないくせに......
単語の意味
籠もる・隠る・篭る・籠る(こもる)
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何もかもが、起こったことのすべてが、気が狂ったように激しく美しい。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
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「印象」カテゴリからランダム5
高く低く積まれた木の島の間を泳ぐ
干刈 あがた / しずかにわたすこがねのゆびわ amazon
高貴で端正で匂うように美しい
倉橋 由美子 / 倉橋由美子の怪奇掌篇 amazon
ふと、という以外他に言いようのないさり気なさで、気づいた時には既にそこにいた。
小川 洋子 / 先回りローバ「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
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