こわい話をしていると、背中が心もとなくなって、体が固くなる。そういう話をしているとその波動にひかれてあっというまに霊が集まってくるからだ
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:70% 作品を確認(amazon)
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こわい話
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前後の文章を含んだ引用
......でしょ?」「でも、真由ちゃんだと思うと、そうでもないな。」「幽霊は身内に限るね。」「うん。」 電気をつければいいのに、TVの明かりだけでそんなことを話していた。こわい話をしていると、背中が心もとなくなって、体が固くなる。そういう話をしているとその波動にひかれてあっというまに霊が集まってくるからだ、という説もあるけれど、なんといってもそれがいちばんこわい話だといつも思う。 夜中の一時、まさに真打ちの稲川淳二が話しはじめ、私たちのこわさも最高に盛り上がって......
単語の意味
心許ない(こころもとない)
体(からだ)
背中(せなか)
心許ない・・・頼りにならなそうで不安。心配。
体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
背中・・・背の中央。背骨のあたり。動物の胴体の背骨のある側。胸や腹と反対の面で、両肩の間から腰のあたりまでの部分。背(せ)。背面。
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こわい話をしていると、背中が心もとなくなって、体が固くなる。そういう話をしているとその波動にひかれてあっというまに霊が集まってくるからだ
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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(わかりにくい話)「おまえの言っていることは曖昧で、分かりづらい。登山道と同じなんだよ。全貌がまったく見えない。頂上に立った者からしか把握できないような道に意味はないだろうが。登る途中の人間でも見渡せるような道を作ってくれ」
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
言葉を酒のように酔い心地 にのみ込みながら
有島武郎 / 或る女
淋しい孤独の眼の前に、甘い蜜のような言葉がさまざまの色彩で出来た花環のようにちらついて見える
田山 花袋 / 田舎教師 amazon
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