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私の詩がダダイズムの詩であってたまるものか。私は私と云う人間から煙を噴いているのです。イズムで文学があるものか! 只、人間の煙を噴く。私は煙を頭のてっぺんから噴いているのだ。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:81% 作品を確認(青空文庫)
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......だ。そんな人と連れ添うべきだ。私も、もう、今日かぎり詩なぞ書くのはふっつりやめようときめる。私の詩を面白おかしく読まれてはたまらない。ダダイズムの詩と人は云う。私の詩がダダイズムの詩であってたまるものか。私は私と云う人間から煙を噴いているのです。イズムで文学があるものか! 只、人間の煙を噴く。私は煙を頭のてっぺんから噴いているのだ。 母をストーヴのそばの椅子に腰かけさせる。座蒲団を借りて、腰を高くして楽にしてやる。 「御飯に、よせなべに、酒を一本頂戴」 酒が十五銭、よせなべが二人前六十銭。飯......
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ノートには、きっと日々抱いている想いのかけらが詰まっている
朝井 リョウ / 燃えるスカートのあの子「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
こんな詩を書いて、壁に張りつけてみたものの私の心はすこしも愉しくはない。
林芙美子 / 新版 放浪記
彼が書く片仮名のようにポキポキした難解な詩
木山 捷平 / 大陸の細道 amazon
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(ネットサーフィン)動画共有サイトでアイドルのライブ動画をひたすら渡り歩く
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
特別おもしろくもないTVを見ながら
吉本 ばなな / キムチの夢「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
その白さの中、首元や袖口やソックスの折り返しやよだれかけの縁に、更に深い白色の花が、たった今開いたばかりとでもいうような 瑞々しさで刺繡されていた。
小川 洋子 / 亡き王女のための刺繡「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
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