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遠い遠い木魂こだまのようにうつろにかすかに響いては消えて行く
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:66% 作品を確認(青空文庫)
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気持ちや痛みが消える、薄れる
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前後の文章を含んだ引用
......ずかして駆け通った。息気いきづまるようなけさの光景や、過去のあらゆる回想が、入り乱れて現われて来ても、葉子はそれに対して毛の末ほども心を動かされはしなかった。それは遠い遠い木魂こだまのようにうつろにかすかに響いては消えて行くばかりだった。過去の自分と今の自分とのこれほどな恐ろしいへだたりを、葉子は恐れげもなく、成るがままに任せて置いて、重くよどんだ絶望的な悲哀にただわけもなくどこまでも......
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虚ろ・空ろ・洞ろ(うつろ)
虚ろ・空ろ・洞ろ・・・1.空洞(くうどう)。空っぽ。中身が何もないこと。
2.心が空っぽになり、生気がないさま。表情がボーっとして気持ちがないさま。
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