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泣きはらしたブスな顔
吉本 ばなな / キッチン「キッチン (角川文庫)」に収録 ページ位置:91% 作品を確認(amazon)
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泣き顔
みにくい顔
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前後の文章を含んだ引用
......「目が覚めちゃって、腹へって、ラーメンでも作ろうかなあ……と思って……。」 夢の中とはうって変わって、現実の雄一は寝ぼけたブスな顔でぐしゃぐしゃそう言った。私は泣きはらしたブスな顔で、「作ってあげるから、すわってな。私のソファに。」 と言った。「おお、君のソファに。」 そう言ってふらふらと彼はソファに腰かけた。 闇に浮かぶこの小さな部屋の......
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泣き顔の表現・描写・類語(悲しみのカテゴリ)の一覧 ランダム5
次に顔を上げたときには涙は治まっていた。目と鼻が赤かった。やわらかそうな髪がひとすじ、額から頰に貼りついていた。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon
彼女の顔は流れる涙のために光って来た。
横光利一 / 日輪
ハンカチで何度も涙をぬぐい、黒い部分が赤いパンダのような顔になっていた。
湊 かなえ / ベストフレンド「ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)」に収録 amazon
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みにくい顔の表現・描写・類語(顔のカテゴリ)の一覧 ランダム5
大人になったらテレビや雑誌の中のような女の子に普通になれると無邪気に信じていた私は、現実の残酷さに溜息をつくばかりだった。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
私を「女子」とみなさないのも当然かもしれない。私は生物学上メスであっても、いわゆる「女子」という生き物ではないのだ。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
彼はもう二度とその女を見たいとは思わなかった
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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「顔」カテゴリからランダム5
白粉や口紅をおとした女の疲れた青白い顔は、洗いさらした布のように、力のないざらざらとしたすさんだ肌のいろで
田宮 虎彦 / 菊坂「菊坂―他六篇 (1955年) (角川文庫)」に収録 amazon
丸顔におでこ、小さい鼻、おちょぼ口、―――一つ一つを見れば取り柄のない方だが、眼がいかにも悧巧(りこう)そうで美しく、色白の頬には赤みが差し、それに生(うぶ)毛をはやしたさまがいかにも可愛らしい。
尾崎一雄 / まぼろしの記 amazon
痩せた婆さんで、引込んだ眼や、こけた頬や、それが謙作に目刺(めざし)を想わせた。
志賀 直哉 / 暗夜行路 amazon
「悲しみ」カテゴリからランダム5
「表情・顔に表れた気持ち」カテゴリからランダム5
トウガラシを食べたサルのような顔
灰谷 健次郎 / ひとりぼっちの動物園 amazon
「泣く」カテゴリからランダム5
リエは息を継ぐ暇も惜しんで泣いていた。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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