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(感情が)ものすごい勢いでわいてきて、しばらくは胸がいっぱいになって苦しいほどで、私は何も言えなかったくらいだった。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 ページ位置:77% 作品を確認(amazon)
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気持ちが高まる・こみ上げる
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前後の文章を含んだ引用
......したんだ。」 父は言った。 私はおどろかなかった。 ただ、どこかで知っていたことを、しっかりと確認したというような安心感だけがどんどんわきあがってきた。 それはものすごい勢いでわいてきて、しばらくは胸がいっぱいになって苦しいほどで、私は何も言えなかったくらいだった。「ショックを受けたか?」 と父は言った。「ううん、今がうまく行ってなければそうだったかもしれないけど。」 私は言った。「私がものごころついてからは、うちはうまく......
単語の意味
胸(むね)
暫く・姑く・須臾(しばらく)
暫く・姑く・須臾・・・1.長いと感じるほどではないが、すぐともいえないほどの時間。ちょっとの間。一時的。
2.ちょっと待った!
2.ちょっと待った!
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傷口に血が薄っすらと浮かび上がるかのように、足元から馴染みの薄い感情が沁み込んでくるのを感じた。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー amazon
その思いは胸にふくれあがり、私を支配しようとした。
吉本 ばなな / とかげ「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
今まで珍しく押えつけられていた反抗心が、またもや旋風のように葉子の心に起こった。
有島武郎 / 或る女
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胸で気持ちの高ぶりを感じるときの表現・描写・類語(興奮・気持ちが高ぶるのカテゴリ)の一覧 ランダム5
烈しい感情が胸の底からつきあげ
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
(デートの)待ち合わせの時間が近づくと、一刻一刻がずきんずきんと音を立てて胸に刺さってくるようだった。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
考えると胸が詰まった。急に酸素が薄くなったみたいに、息が苦しくなる。海面に必死に手を伸ばすみたいにして、俺はなんとか言葉を探す。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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快感と苦しみと両方ともがめいっぱいに腫れ上がって、わたしの胸をふさいでいた。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
むつかしい事なんか考えちゃいない。只、どぼんと飛びこむだけのこと。
林芙美子 / 新版 放浪記
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