青じろい雲がまるい環 になって後光のようにかかっている
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜 ページ位置:83% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
雲
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......ああそのときでした。見えない天の川のずうっと川下に青や橙 や、もうあらゆる光でちりばめられた十字架 が、まるで一本の木というふうに川の中から立ってかがやき、その上には青じろい雲がまるい環 になって後光のようにかかっているのでした。汽車の中がまるでざわざわしました。みんなあの北の十字のときのようにまっすぐに立ってお祈 りをはじめました。あっちにもこっちにも子供が瓜 に飛 びついたときの......
単語の意味
後光(ごこう)
後光・・・1.仏や菩薩の背中から放射するといわれる神秘的な光。
2.仏像の後ろにある、”1”をかたどったもの。光背(こうはい)。
2.仏像の後ろにある、”1”をかたどったもの。光背(こうはい)。
ここに意味を表示
雲の表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
古代の神々のように、雲がいくつも海の上に泛(うか)んでいる
三島 由紀夫 / 潮騒 amazon
このカテゴリを全部見る
「空・中空」カテゴリからランダム5
夜空に花火が咲く。花火は好きだ。色とりどりの光を空にぶちまけて咲く、あの一瞬がいい。消えたあと、しんと静まり、いつもより黒く広く感じる空がいい。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
真鍮の喇叭(ラッパ)の響きのように鳴りわたる熱帯の太陽
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
烏帽子岳(えぼしだけ)の頂のような形の雲
舟橋 聖一 / 木石 (1949年) amazon
同じカテゴリの表現一覧
空・中空 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ