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いまの私は濡れた段ボール箱ほどの耐久性もない。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 ページ位置:57% 作品を確認(amazon)
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くじける・心が折れる
弱気・めげる・自信を失う
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前後の文章を含んだ引用
......いるから出ないんじゃと疑ってしまう。電話なんか、かけるんじゃなかった。携帯は気軽にかけられるところが、長所でもあり、短所でもある。自分でとどめをさしてしまった。いまの私は濡れた段ボール箱ほどの耐久性もない。 携帯を何度も耳に当てながらふらふら歩いていたせいで、向かい側から歩いてくる通行人にぶつかりそうになり、すみませんと謝った。人の多い都会で誰にもぶつからずに歩く......
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くじける・心が折れるの表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
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弱気・めげる・自信を失うの表現・描写・類語(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
始めた時にはぱんぱんにみなぎっていたあの自信は、もうすっかりしぼんでいる。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
心の支えがガタンと取り去られたように、気力がもうない
加賀 乙彦 / 海霧 amazon
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酔っぱらい特有の明るさで、
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
世界が自分を中心に廻っているような錯覚の中に住む
高橋 和巳 / 我が心は石にあらず amazon
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(死にたいと思いながら生きる)死の入り口に生きていた。底なしの暗い穴の縁にささやかな居場所をこしらえ、そこで一人きりの生活を送った。寝返りを打ったら、そのまま虚無の深淵に転落してしまいそうなぎりぎりの危うい場所だ。しかし彼はまったく恐怖を感じなかった。落ちるというのはなんと容易いことか、そう思っただけだ。
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
倦怠感がむっくりと鎌首を持ち上げる
有吉 佐和子 / 三婆 amazon
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