TOP > 人物表現 > 思考・頭の中の状態 > 混乱・訳が分からない・理解できない
TOP > 人物表現 > 言葉を交わす > 質問・問う・尋ねる
（質問の意図がわからず沈黙）その質問は彼女の意識の領域のどこにも着地しなかった。それは意味性の縁を越えて、虚無の中に永遠に吸い込まれてしまったようだった。冥王星のわきをそのまま素通りしていった孤独な惑星探査ロケットみたいに。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 作品を確認（amazon）
この表現が分類されたカテゴリ
黙る・沈黙
混乱・訳が分からない・理解できない
質問・問う・尋ねる
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
虚無（きょむ）
永遠（えいえん・とわ）
虚無・・・むなしいこと。人生のむなしさを意識すること。この世のありとあらゆるものに価値や意味などないと認めてしまうこと。
永遠・・・ある状態が果てしなく続くこと。物事が変化しないこと。無窮（むきゅう）。永久（えいきゅう）。
ここに意味を表示
黙る・沈黙の表現・描写・類語（声・口調のカテゴリ）の一覧 ランダム５
有島武郎 / 生まれいずる悩み
奥行きの全くない、ただの板切れでも耳に押しつけているような沈黙
黒井 千次 / 群棲 amazon
鍵のかかった抽斗（ひきだし）のように黙りこんでいる
池谷 信三郎 / 橋 amazon
このカテゴリを全部見る
混乱・訳が分からない・理解できないの表現・描写・類語（思考・頭の中の状態のカテゴリ）の一覧 ランダム５
すぐには、自分の置かれた状況を理解できなかった。うんと歳の離れたいとこが、十五年も音信不通だった後突然電話してきて、頼みたいことがあると言う。そういう事柄の一つ一つを、ゆっくりかみしめる時間が必要だった。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
考えれば考えるほどわけがわからなくなる。自分の脳味噌が消費期限切れの豆腐でできているみたいに思えてくる。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
このカテゴリを全部見る
質問・問う・尋ねるの表現・描写・類語（言葉を交わすのカテゴリ）の一覧 ランダム５
宇宙は有限か、無限か、といきなりきかれて、私はうとうとしていたのをちょっとこづかれた感じだった。
尾崎 一雄 / 虫のいろいろ amazon
このカテゴリを全部見る
「声・口調」カテゴリからランダム５
鳥がうたうような、まるみのある声音
司馬 遼太郎 / 最後の将軍―徳川慶喜 amazon
（病人の）耳の穴にむかってしゃべりかけた。まるでマイクロフォンのテストをしているようなしゃべり方だった。
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
「言葉を交わす」カテゴリからランダム５
「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム５
（電燈を消して、）くらやみの中で自分の功利心がぴっかり眼を見開いて
岡本かの子 / 渾沌未分
なじみの喫茶店に寄りコーヒーをのんだ。飲みながらも、思考は彼にまつわりついていた。
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
「預言するんじゃない。知っているんだ」
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
魚が水のない場所に生きていられない
宮本百合子 / 伸子
同じカテゴリの表現一覧
声・口調 の表現の一覧
言葉を交わす の表現の一覧
思考・頭の中の状態 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ
感覚表現 大カテゴリ
人物表現 大カテゴリ
