水色の細い蛇が、スイスイと地を這 っている
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:20% 作品を確認(青空文庫)
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蛇(へび)
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前後の文章を含んだ引用
......ポンと私の手を打った。そして、蒲団の裾をジタジタとおさえて、そっと又、裏梯子を降りて行くのだ。ああなつかしい世界である。 (十月×日) 風が吹いている。 夜明近く水色の細い蛇が、スイスイと地を這 っている夢を見た。それにとき色の腰紐が結ばれていて、妙に起るときから胸さわぎがして仕方がない。素敵に楽しい事があるような気がする。朝の掃除がすんで、じっと鏡を見ていると......
単語の意味
蛇(へび)
蛇・・・ひょろ長い筒状で足がないという独特の姿の爬虫類の総称。鱗(うろこ)でおおわれた体をくねらせて進む。先が二分した長い舌を持つ。脱皮を繰り返し、毒を持つものも多い。不吉なもの、執念深いものとして嫌悪の対象となる場合が多いが、一方で、神やその使いとして信仰する場合もある。
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身長、二間、胴まわりの太いビールびんの錦蛇
サトウ ハチロー / 青春風物詩―ハチロー半生記 (1952年) amazon
ササの枯れた茎のあいだで宝石のようにきらめくヘビの姿
開高 健 / パニック「パニック・裸の王様 (1960年) (新潮文庫)」に収録 amazon
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長く鼻すじの通った顔には高貴の面差しがあり、引きしまった胴、細く長い足には高潔の気配がある。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
いつ頃から飼っているのですか」 「十年になります。わたしの人生の半分を一緒に過ごした計算です。だから思い出の場面の隅っこには必ず、ジュジュが坐っているのです。写真にプリントされている日付けみたいなもの。ジュジュの大きさや首輪のデザインを思い出せば、自動的に年代も明らかになるというわけです
小川 洋子 / 夕暮れの給食室と雨のプール「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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