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(朴歯の重い下駄は)たしかに重く、爪先と脹(ふく)ら脛(はぎ)へひどくちからが入る。《…略…》いつもは一時間で終る散歩が一時間半かかる。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:84% 作品を確認(amazon)
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下駄・草履・雪駄
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前後の文章を含んだ引用
......履いている利休下駄からおもいつき、朴歯の重い下駄をたのんでおいたら、今朝、とどけてくれた。今日の散歩は、この朴歯下駄を履いておこなう。 三十何年ぶりに履いたが、たしかに重く、爪先と脹ら脛へひどくちからが入る。 と、おもった。おとろえかけた脚が、いくらかは丈夫になるであろう。 そのかわり、いつもは一時間で終る散歩が一時間半かかる。仕事のだんどりを決めてから、A地区の商店街の肉屋で、牛のヒレ肉を買って帰る。 第一食は、合鴨の親子丼であった。 帰途、私の家の近くの商店街の魚屋へ寄り、貝柱のい......
単語の意味
爪先(つまさき)
脛(はぎ)
脛・・・臑・脛(すね)のこと。足の、膝(ひざ)から踝(くるぶし)までの部分。とくに、その前面をいう。
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下駄・草履・雪駄の表現・描写・類語(服装・身なりのカテゴリ)の一覧 ランダム5
草履 の鼻緒に触れる皮膚がこすれて痛かった。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
草履のようにすりへった下駄をひきずっている
尾崎 士郎 / 人生劇場 青春篇 amazon
(朴歯の重い下駄は)たしかに重く、爪先と脹(ふく)ら脛(はぎ)へひどくちからが入る。《…略…》いつもは一時間で終る散歩が一時間半かかる。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
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