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広い家には私は女中と二人で気抜けしたように呆んやりしている
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:64% 作品を確認(青空文庫)
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閑散・人気(ひとけ)がない
広さ
室内の雰囲気
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前後の文章を含んだ引用
......すぎる位、反省して私は自分の事をさらけだしているつもりだ。この上何の思い出だろう。過去の事は、苛 められる笞にしかすぎない。 今は、両親とも別居してしまいました。広い家には私は女中と二人で気抜けしたように呆んやりしているけれど、愛してほしいと云う気持ちの母親が、まるで子供みたいに遠く離れていっていますし。――新聞を見ると毎日身上相談と云うものがある。実際女と云うものの身上が、い......
単語の意味
気抜け(きぬけ)
女中(じょちゅう)
気抜け・・・1.緊張感が一時的にゆるんでボーっとなること。
2.ビールやジュースの炭酸が抜けて、味が落ちること。
2.ビールやジュースの炭酸が抜けて、味が落ちること。
女中・・・中で(=住み込みで)働く女性。旅館や料亭、他所の家庭などで住み込みで働く、お手伝いさん。
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閑散・人気(ひとけ)がないの表現・描写・類語(人の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
夜、十二時の浅草はしめったオブラートより寂しい。
サトウハチロー / 浅草悲歌
公園前の通りを走り抜けていく車の数は、ますます少なくなっていた。ついさっき二台前に停まっていた車に若いカップルが乗り込んで走り去った気配が、まだその場に残っているような静まり返った通りだった。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
(部屋探しの内見)遺跡みたいにがらんとしたところ
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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広さの表現・描写・類語(位置・空間のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(スーパーの)敷地のあまりの大きさにばかばかしくなった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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室内の雰囲気の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
装飾というものがない、狭い正方形の部屋だった。申し訳程度の小さな窓が庭に向かって開いている。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
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「室内のようす」カテゴリからランダム5
畳の上にも、寝具がずり落ちたベッドの上にも、シャツや 股 引きが野放図に脱ぎ散らされている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(座敷)綺麗に掃除の出来た小さい庭に面した座敷
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
店の電気は半分ほど消えていて営業している雰囲気ではなかったが、まだ人影が店のなかで動いていた。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
「位置・空間」カテゴリからランダム5
アパート群の配置は、整図のように美しい。
丹羽 文雄 / 顔 (1963年) amazon
身体をうずくまらせるスペースもなくて夜も立ったまま眠る。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「人の印象」カテゴリからランダム5
一分の隙もない洋行帰りの上流紳士といった風でありながら、その男の身体全体から、ある精悍な感じがあふれている。
椎名麟三 / 永遠なる序章 amazon
黒山のような人だかり。
林芙美子 / 新版 放浪記
「密度・集団」カテゴリからランダム5
中を覗 くとがんがらがんのがあんと物静かである。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
混乱した群衆の大移動の波にもまれて
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
真黒にかたまって
吉川英治 / 銀河まつり
押しもどって、どっと、雪が、まっ黒になるほど、紛雑 する。
吉川英治 / 無宿人国記
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