たちまちまた激した口調になりかける。自分で自分の気持の振幅についていけない。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:17% 作品を確認(amazon)
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怒りの声・怒った口調
情緒が不安定・感情的な性格
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前後の文章を含んだ引用
......でしょうか」「そんな、……そんなこと言われても困ります! それは、そちらで結論を出すのが筋でしょう。なんでわたしの方がそんなこと考えなければならないんですか」 たちまちまた激した口調になりかける。自分で自分の気持の振幅についていけない。「これは、たいへん失礼をいたしました。そう、そうですね、それではもう一度だけ販売業者と話し合って早急にお返事をさしあげたいと存じます。一両日中に必ずご連絡します......
単語の意味
ちまちま
ちまちま・・・小さくまとまっているさま。一つ一つが小さいながら、まとまっている印象を受けさま。ちんまり。
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怒りの声・怒った口調の表現・描写・類語(怒りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
「いい加減にして下さい!」義母が憤りをそのまま言葉に乗せた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
旱天(かんてん)に喘ぐ魚のように、彼は怒鳴った。
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
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情緒が不安定・感情的な性格の表現・描写・類語(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
お喜乃はもう涙ぐんでいる。 いかに、温かさに、飢えているかがわかる。
吉川英治 / 治郎吉格子
お伽噺 のようにセンチメンタル
林芙美子 / 新版 放浪記
姉の神経が陣痛のためにどんなふうにずたずたにされるのか、考えると怖い。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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「怒り」カテゴリからランダム5
ぼっちゃんが赤い子鬼のような顔をして
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
怒りの底に、怖れが潜んでいる分、凄味が感じられた。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
かの人は私を睨 み殺すのかも知れない。
林芙美子 / 新版 放浪記
「声・口調」カテゴリからランダム5
単調な歌声が、風に消えて行く狩の角笛の音のように、ほそぼそといつまでも響く
中島 敦 / 悟浄出世 amazon
鳥がうたうような、まるみのある声音
司馬 遼太郎 / 最後の将軍―徳川慶喜 amazon
「その他の気分」カテゴリからランダム5
感慨無量なものが水のように胸を浸してくる
山手 樹一郎 / 喧嘩大名・木枯の旅 amazon
人質に取られた人形のようにおとなしくしている
夏目 漱石 / 坊っちゃん amazon
ツバを引っかけてやるべき裏切った男
林芙美子 / 新版 放浪記
、持ち前のセンスと実行力の全てを振りしぼる
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
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