木の芽のような軟 い心
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:80% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
軟らかい感触
穏やかな性格
心が広い
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......笑いには、寒白いものがあった。 兄弟の中で、二人までこの道に躓 いて生命を滅したものを持つかの女は、一家中でこの道に殉ずる最後唯一の人間と見なければならなかった。木の芽のような軟 い心と、火のような激情の性質をもった超現実的な娘が、これほど大きくなったむす子を持つまでに、この世に成長したのは不思議である。そして、芸術という正体の掴 み難いものに......
ここに意味を表示
軟らかいの表現・描写・類語(感触のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
穏やかな性格の表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
心が広いの表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
黄金のような心
有島武郎 / 或る女
「この広々とした海を見ていると、人間同志そのくらいな精神の負担の融通はつきそうに思えますわ」
岡本かの子 / 河明り
このカテゴリを全部見る
「感触」カテゴリからランダム5
(プラスチック製の丼だったので思ったより軽い)こういう店では、よもやプラスチックの丼を使っているとは誰も思わない。 カツ丼が到着する。 当人も、体の関係諸器官も、丼=瀬戸物、と信じきっている。 丼+ゴハン+トンカツ=総重量、という計算が速やかに、当人および関係諸器官の間で行われ、「大体このぐらい」という結論が出て、当人もすっかりその気になって丼をひょいと持ちあげる。 すると、それが予想と全く違って急速に持ちあがってしまう。 あの瞬間の空しさ、寂しさはいうにいわれぬものがある。 裏切られた、という思い、おとしめられた、という思い、情けないという思いなどでしばし呆然となる。 胸にポッカリ空洞があいたような空しい気持ちになり、これも時代だ、などの諦観も湧き、空しい気持ちになる。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
「性格・態度」カテゴリからランダム5
初めて行った私を十年のお友達のように話して下すった。
林芙美子 / 新版 放浪記
頼りにならぬ 空元気
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
感触 の表現の一覧
性格・態度 の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ