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結びっこぶのように丸まって、痛みのためにもがき苦しむ
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:61% 作品を確認(青空文庫)
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身もだえる
しゃがむ・うずくまる
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前後の文章を含んだ引用
......老年の水夫がフォクスルで仕事をしていた時、錨 の鎖に足先をはさまれて骨をくじいた。プロメネード・デッキで偶然それを見つけた葉子は、船医より早くその場に駆けつけた。結びっこぶのように丸まって、痛みのためにもがき苦しむその老人のあとに引きそって、水夫部屋 の入り口まではたくさんの船員や船客が物珍しそうについて来たが、そこまで行くと船員ですらが中にはいるのを躊躇 した。どんな秘密が......
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身もだえるの表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
苦しそうに身を悶 えて、眼には血の涙を浮べたまま
芥川龍之介 / 杜子春
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しゃがむ・うずくまるの表現・描写・類語(姿勢・ポーズのカテゴリ)の一覧 ランダム5
漁師に追い詰められた兎のように、谿(たに)川の岸の草原にしゃがんでいる
徳田 秋声 / あらくれ amazon
しゃがみ続けるから、曲げた膝と体重の乗ったヒールの踵が痛い。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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「姿勢・ポーズ」カテゴリからランダム5
悠は身近に太い青竹のように立ってはいるが、女の感情の襞(ひだ)に触れてくる弾力や、やさしさはない。
芝木 好子 / 隅田川暮色 amazon
犬ころのように丸くなっている彼の背
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
まるで浜辺にうちあげられた人魚のようにしっかりとタオルにくるまったまま
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
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(しかめた顔)顔中の筋肉が思い思いの方向に伸び、そこにある造作は見事なまでにほどけてばらばらになってしまう。世界中のあらゆる感情がそこに奔出する。美しいも醜いもない。それはある角度からは夜叉のように見え、ある角度からは道化のように見える。ある角度からはただの混沌にしか見えない。顔をしかめるのをやめると、水面の波紋が収まっていくように筋肉は徐々に緩み、もとの造作に戻る。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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