波頭がとがった白い紋様に見えた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:86% 作品を確認(amazon)
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波
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......インが出て、アナウンスが入る。窓のはるか下には、陽にさらされた緑の島々が見えている。あまりにもくっきりしていて、写真のようだった。海は濃い青のグラデーションで、波頭がとがった白い紋様に見えた。「わー、きれい、きれい、とてもきれい。」 私は言った。「本当だねえ!」 旅慣れている彼も目を輝かせていた。この人は常にこうやって感激しているのだろう。と私は思っ......
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波の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
沖は暗く、白い波頭だけが鮮明に浮かびあがって消えた
五木寛之 / 夜の斧 amazon
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川が大きな迂回をつくって湖面のようにひろがる
本庄 陸男 / 石狩川〈上〉 amazon
(川の水は、)少しの水の捌け口があると、そこへ怒りをふくんで激しく流れ込んだ。
室生 犀星 / あにいもうと「あにいもうと・詩人の別れ (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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