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ひとわたり周囲をみまわして
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:52% 作品を確認(青空文庫)
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見渡す・満遍なく見る
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前後の文章を含んだ引用
......紺縮みの着物に、手拭のように細いくたびれた帯をくるくる巻いて、かんしょうに爪をよく噛 んでいた。 「ああとてもひでえ目にあったぜ。」 目玉のグリグリした小さい方が、ひとわたり周囲をみまわして大きい方につぶやくと、汽車は逆もどりしながら、横川の駅に近くなった。この芸人達は、寄席芸人の一行らしいのだ。向うの男と女は、時々思い出したようにボソボソ話しあっ......
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見渡す・満遍なく見るの表現・描写・類語(見るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
僕の顔を見て、僕の足元を見て、また僕の顔を見た。まるで足と顔の相関関係を捜しているみたいに。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
講演を終えて演壇に立ったまま、聴衆からの質問を待ち受ける人のような姿勢で、路上に隙間なく並んだ自動車を左から右に、そして右から左に見渡した。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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「見る」カテゴリからランダム5
彼は最初の五分の一秒くらいちらっと僕を見たが、僕の存在はそれっきり忘れられた。まるで玄関マットを見るときのような目付きだった。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
猟犬のような目になって、くどいほど確認を繰り返す
内田 康夫 / 釧路湿原殺人事件 amazon
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