TOP > 人物表現 > 動作・仕草・クセ > 文字を書く・執筆する
鉛筆をなめなめ帳面づけ。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:69% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
文字を書く・執筆する
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......なって来る。 夜、ひどい吹き降りになった。 電気をひくくさげて、小さいそろばんをはじく。いくらそろばんをはじいたところで、金が出て来るものでもない。オッカサンは鉛筆をなめなめ帳面づけ。いくらそろばんをはじいても、根が呆んやりと、うわのそらでいるせいか、いっこうに勘定に身がはいらない。まちがえてばかりいる。それでも只ひとりの肉親がそばにいる事は......
ここに意味を表示
文字を書く・執筆するの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ペンを小刻みに走らせて
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
彼の姿は、数字を書いているというより、紡ぎだしているという感じでした。彼のその美しい左指から生まれてくる∞や∴や∂の記号を、わたしは繊細な工芸品のように見つめました。見慣れているはずの数字でさえ、特別大事なものに思えました。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
(軟禁)彼等はしかし帰らなければならなかった。彼等は自分達の体に一本一本、紐がついていることを知っていた。
野間 宏 / 哀れな歓楽「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
ボールがひしゃげるほど指を食い込ませる
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
博士はルートを抱き締めた。博士の腕の中で、彼の身体はほとんど半分に押し潰されていた。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
「言葉・話」カテゴリからランダム5
ペンを小刻みに走らせて
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
イブツ、という聞き慣れない単語は、頭の中でなかなか漢字変換されない。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
動作・仕草・クセ の表現の一覧
言葉・話 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ