丁度風で消えようとする蝋燭 の火のやうに光ったり又消えたりぺかぺかしてゐる
宮沢賢治 / ひかりの素足 ページ位置:53% 作品を確認(青空文庫)
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光の点滅・またたき
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前後の文章を含んだ引用
......まるでまっ赤になってしまひました。そしてもう痛いかどうかもわからず血は気味悪く青く光ったのです。 一郎ははしってはしって走りました。 そして向ふに一人の子供が丁度風で消えようとする蝋燭 の火のやうに光ったり又消えたりぺかぺかしてゐるのを見ました。 それが顔に両手をあてて泣いてゐる楢夫 でした。一郎はそばへかけよりました。そしてにはかに足がぐらぐらして倒れました。それから力いっぱい起きあがっ......
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光の点滅・またたきの表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
明かりが不意に暗くなった。すぐに元に戻る。 蛍光灯の大きなほうが切れかかっているのだ。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
灯火がリンの燃えるように怪しい光を放って明滅する
国木田独歩 / まぼろし「武蔵野」に収録 amazon
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家々は既に戸を降し、ところどころに外灯の光が軒先を照らし、高い電柱の上にむき出しの電球がタングステンの鈍く輝いている線を高みを通る風に揺すられるように寒々と見せている。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
家々の明かりだけが照らす暗い道
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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