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何も塗らないぼんやりとした自分の顔
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:20% 作品を確認(青空文庫)
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疲れた顔
すっぴん・化粧を落とした顔
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前後の文章を含んだ引用
......活に疲れ荒 さんで、私はああと長い溜息 をついた。壁の中にでもはいってしまいたかった。今朝も泥のような味噌汁と残り飯かと思うと、支那そばでも食べたいなあと思う。私は何も塗らないぼんやりとした自分の顔を見ていると、急に焦々 してきて、唇に紅々 とべにを引いてみた。――あの人はどうしているかしら、切れ掛った鎖をそっと掴 もうとしたけれども、お前達はやっぱり風景の中の......
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疲れた顔の表現・描写・類語(顔のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(手術を終えた)赤児は疲れから、よく 眠 入っていたが、その顔は眉間に八の字を作り、頰はすっかりこけ、頭だけがいやに大きく、 恰 で年寄りの顔だった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
濃い隈と窪んだまぶたのせいで鏡のなかの顔が急に痩せ細って見えた。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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濃化粧をした遊女とは、とても同じ女ともおもえぬ地味な姿(こしらえ)
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
ドギついドーラン化粧をおとすと、ゆで卵をむいたような、つるつるの《…略…》眉も何もないその顔
高見 順 / 如何なる星の下に amazon
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「顔」カテゴリからランダム5
顔は顎の尖った逆三角形で
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
焼けぼっくいのようにたやすく赤面した。
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
太い 眉 と 唇 のあいだに細い目が押し込められているといったふうな顔立ち
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
「化粧」カテゴリからランダム5
朝のブドウ園のような香りのするオーデコロン
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
昼の 日中 には似つかわしくない香水の匂い
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
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