TOP > 感覚表現 > 味・歯触り・舌触り > 味がない・無味・薄味


カテゴリ検索 単語の意味
うまみはすっかり奪われていて、無味な繊維のかたまりのような触覚だけが冷たく舌に伝わって来る。
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:92% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
味がない・無味・薄味
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......節とは言いながら一日寒空に、切り株の上にさらされていたので、飯粒は一粒一粒ぼろぼろに固くなって、持った手の中からこぼれ落ちる。試みに口に持って行ってみると米の持つうまみはすっかり奪われていて、無味な繊維のかたまりのような触覚だけが冷たく舌に伝わって来る。 君の目からは突然、君自身にも思いもかけなかった熱い涙がほろほろとあふれ出た。じっとすわったままではいられないような寂寥せきりょうの念がまっ暗に胸中に広がった。  君は......
ここに意味を表示
味がない・無味・薄味の表現・描写・類語(味・歯触り・舌触りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ひどく水っぽくて味がない。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
スポンジを噛んだ時のような味気なさが舌に広がる
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「味・歯触り・舌触り」カテゴリからランダム5
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
味・歯触り・舌触り の表現の一覧 
感覚表現 大カテゴリ
食べ物表現 大カテゴリ
表現の大区分