八つ手の樹の根本にうすく苔が繁茂し、蒼い毛氈(もうせん)のように光っている
高橋 和巳 / 捨子物語 作品を確認(amazon)
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苔(コケ)
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単語の意味
毛氈(もうせん)
毛氈・・・毛と綿を混ぜてつくった、厚地のカーペットの一種。フェルト。
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苔(コケ)の表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
底の水苔を味噌汁のように煽(おだ)てて、幽かな色の、小さな鮒子がむらむらと浮き上る。
鈴木 三重吉 / 千鳥 amazon
(苔は)錆のように石にこびりついて
後藤 明生 / 吉野大夫 amazon
(ゼニゴケ)テラテラと青光りて、鱗のように重なりひしめき
尾崎 一雄 / まぼろしの記 amazon
冷たい楓 の肌を見ていると、ひぜんのようについている蘚 の模様が美しく見えた。
梶井基次郎 / 城のある町にて
古い苔が微妙な模様を作り出す
日野 啓三 / 抱擁 amazon
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「植物」カテゴリからランダム5
夢の国の女王のごとく牡丹が咲く
中 勘助 / 銀の匙 amazon
葉柄 の集まる 梢 に、実が小児の頭のように円みを並べていた。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon
煩いほどに枝葉が繁茂した街路樹
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
銀色の雨しぶきの中で、木々の梢が海藻のように揺れ動く
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
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