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頭は白髪でもじゃもじゃし、神話に出てくるメドゥーサのように四方八方に向けて不規則なカールを作っていた。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:68% 作品を確認(amazon)
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パーマ・ちぢれ髪
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......ラックの前に、一人の男が立った。 わたしの目には初老に見える男だった。五十八、九。もしくはそれ以上。 太っている、というよりも、骨の太い、身体の大きな男だった。頭は白髪でもじゃもじゃし、神話に出てくるメドゥーサのように四方八方に向けて不規則なカールを作っていた。 両足を大きく拡げ、でっぷりとした腹を世界に向かって突き出すようにして立ち、男はさも興味深げにラックに並べた古書や古い雑誌を一つ一つ、手に取って眺め始めた。 有......
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白髪(しらが・はくはつ)
白髪・・・白い髪の毛。色素がなくなったために白くなった髪。
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わかめのようにうねった黒髪
朝井 リョウ / 燃えるスカートのあの子「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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