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(現実の世界と夢の世界の)二つの異なった世界が、彼女の意識を無音のうちに奪い合っている。まるで大きな河口で、寄せる海水と流れ込む淡水がせめぎ合うように。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 作品を確認(amazon)
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単語の意味
淡水(たんすい)
無音(むおん・ぶいん)
淡水・・・塩分を含まない水。川や湖などの天然の水のうち、塩分をまったく、もしくはほとんど含まないもの。「淡」は訓読みで「あわ(い)」「うす(い)」と読め、この場合「塩気のない」ことを意味する。 ⇔ 鹹水(かんすい)。
無音・・・1.(「むおん」と読んで)音がしないこと。また、音が一切聞こえないこと。
2.(「ぶいん」と読んで)挨拶するのが適切であるのに、挨拶のないこと。また、しばらく便りをしないこと。音信が途絶えること。(ご)無沙汰(ぶさた)。
2.(「ぶいん」と読んで)挨拶するのが適切であるのに、挨拶のないこと。また、しばらく便りをしないこと。音信が途絶えること。(ご)無沙汰(ぶさた)。
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夢を見る(睡眠中)の表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(夢を、)目覚めたときにはほとんど何も覚えていない。夢の微かな切れ端のようなものがいくつか、意識の壁に引っかかっていることはある。しかし夢のストーリーラインは辿れない。残っているのは脈絡のない短い断片だけだ。彼女はとても深く眠ったし、見る夢も深い場所にある夢だった。そんな夢は深海に住む魚と同じで、水面近くまでは浮かび上がってこられないのだろう。もし浮かび上がってきたとしても、水圧の違いのためにもとの形を失ってしまう。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
夢とわからないほど生々しい夢
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
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昼寝・居眠り・うたた寝の表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
客席には学生風のカップルが一組いるだけで、それもプラスチックのテーブルにうつ伏せになって、ぐっすりと眠っていた。テーブルの上には彼らの頭がふたつとストロベリー・シェイクのカップがふたつ、前衛的なオブジェのように整然と並んでいた。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
(寝落ち)彼はかなり疲れていた。然し習慣から、雑誌を持って寝床へ入った。然しそれは十分しない内に文句の意味が彼から遠のいて行った。半分眠ったようになって、それでも彼はそれへ追いすがろうとし、そして無理に意識をはっきりさすと、字は読みながら、もう意味は勝手な夢になっていた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
うとうとしていた。《…略…》そうしてゆっくりと本格的な眠りがしみこんできた
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
片方のまぶたから白目が薄くのぞいている。こけた頬に暗い液体のような陰が溜まって、鼾をかいていなければ、さっき蹴り飛ばした当たり所が悪くて死んでしまったと思ったかもしれない。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
身動きすると苦しく、目をつぶると靄(もや)のような眠気がかぶさってくる。
北 杜夫 / 谿間にて「新潮日本文学 61 北杜夫集―楡家の人びと・他」に収録 amazon
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